2023“よい仕事おこし”フェア
2023
“よい仕事おこし”フェア
が開催されました。
2023 “よい仕事おこし”フェア~地域を応援!信用金庫がつなぐ大商談会~
2023年11月21日(火)~22日(水)
“よい仕事おこし”フェアは、「信用金庫による地方創生」「日本を明るく元気に」をテーマに、全国の信用金庫のネットワークを通じて中小企業の出会いを生み出そうと、2012年より開催している展示商談会です。
2023年は、自慢の技術を誇るモノづくり産業、環境の変化への即応が求められる食品(飲料)、アフターコロナで期待が高まる観光業界に特に焦点を当て、過去最多となる全国522の企業や自治体などが大集合。2日間で約3万3,700人(主催者発表)が来場し、大いに賑わいました。
Setabiz登録事業者も出展!
2023“よい仕事おこし”フェアに、「Setabiz」登録企業である世田谷区のものづくり事業者が出展。自社製品のダスト濃度計や、OEMの産業用測定器を製造・販売している(株)田中電気研究所と、義肢装具の半完成品および材料・工具および義肢装具のノウハウを活かしたインソール・腰痛ベルトなどの健康グッズを製造・販売している(株)小原工業です。今回は(株)田中電気研究所の出展ブースを訪問。事業の特長や出展の感触をはじめ、資本提携など昨今のトピックスや、今後のビジョンについてインタビューしました。
世田谷の
ものづくり
事業者さまを
支援します!
ビジネス情報交流サイト「Setabiz」では、登録された会員さまに役立つ情報発信に努めています。世田谷区の中小企業と世田谷区外の企業をつなげる機能はもとより、区内の企業同士の交流の場を設けたり、今回のような展示会出展の様子などを紹介しています。また、掲示板の活用により「展示会に出展します「」新製品が出ました」等の告知や、ビジネスのトピックスのアピールなども可能です。ぜひ、当サイトをご活用ください。
株式会社 田中電気研究所
会社概要
放射線測定器や自社製品の
ダスト濃度計を展開
当社は、プリント基板はもとより、電子機器・ソフトウエア・機器筐体の設計・製造を通じて幅広いOEM製品を手がけており、なかでも放射線測定器には半世紀以上のノウハウがある会社です。シビアな精密さを求められる放射線測定器製造で鍛えた技術を活かして、半導体の検査設備や自社製品のダスト濃度計(煙突からの煤塵〈ばいじん〉の連続測定)へと事業領域を広げてきています。
特に、アルミ溶解炉を持つ工場では、当社ダスト濃度計を制御に組み込むことで集じん機ブロワの回転数をばいじん濃度が高い時だけに最大にすることで、電気代が20%削減されたデータもあり、現代のキーワードとなる“脱炭素”に貢献するアイテムとして使われています。また国内の火力発電所や高炉製鉄所をはじめ海外工場にも採用されるなど、市場をリードする存在です。保守点検までトータルなサービスを提供しています。
展示会出展も含め、
会社や製品を多角的にアピール
展示会は継続して出展すると名前が知られ、1~2年経ってから問い合わせをいただくことがあるなどチャンスが広がるので、計測や環境など業界関連のものを中心に出展するようにしています。今回の展示会は世田谷区から出展料の補助を受けて出展しているため敷居が低く、仕事をお願いしたい協力会社探しに良い場です。今回も企業やバイヤーとの出会いがありました。
自社製品のダスト濃度計は、私が経済産業省の「新市場創造型標準化制度」を知ったことでJIS規格を取得したのですが、取得によって会社や製品の信用度が上がりますし、日本規格協会からの講演依頼もあり、フィールドが広がりました。費用や手間はかかりますが、それ以上の意義はあると感じています。いろいろな方との交流から情報などが得られることが多いので、「Setabiz」も、もっと知名度が上がって他との連携も充実した場になるといいなと思います。
M&Aによるシナジー効果で
さらなる成長を!
日刊工業新聞からの紹介で、2023年8月に、低圧電力用制御盤の設計・製造を行う(株)成電工業と資本提携を結びました。当社の社員も全員続投で、3年程度の中期的な視野で腰を据えて事業提携を進めていこうという提案をいただき、当社の次期社長への事業承継などもじっくり進めていけるので、良いご縁をいただいたと思っています。
提携によって当社では今まで対応できなかった制御盤、シーケンサの製造までグループでトータルで行える体制が整い、一括して受注できるようになったことも強みです。今後、そうしたシナジーを発揮してますます発展していければと思っています。